阪大・広大・山大・長崎大学合格おめでとう!(2015年)

皆さん、お疲れさまでした。そして現役合格おめでとう!いっしょにやった自由英作文が、なつかしいですね。センター直後の判定では一番良い生徒さんでもB判定。他の生徒さんはC判定、D判定でのチャレンジでした。2次試験での大逆転、お見事でした。ところで長崎大では自由英作文のヤマが当たったようです。他の皆さんはどうでしたか?

イングリッシュクエストの生徒の強みは、長文読解や英文和訳だけでなく英作文が(とくに自由英作文が)書ける、というところです。これは1年以上前から、毎週、ネイティブの先生と会話をしたり英作文を書いてきたからです。これから大学生になり、就職してからも、どうかこの英語力をキープして下さい。グローバル時代の今、英語は一生付き合っていく身近な存在になりました。

これから後期試験を受ける生徒さんもいますので、皆さんも心の中で応援してあげて下さい。

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さて今日は、イングリッシュクエストの生徒ではなく、時々イングリッシュクエストに古文・漢文や世界史を教えにきてくれる東大生が、寮で6年間苦楽を共にしたお友だち(同級生)のことを書きましょう。

中高一貫の進学校の寮で2人は一緒に6年間を過ごしました。その寮では毎日、19時30分ー21時(90分)と21時30分ー23時(90分)の2回を寮の学習室で勉強しなければなりませんでした。だから寮生は19時30分までに夕食を食べ、入浴も済ませます。門限は18時です。日曜・祝日もこの一日2回、90分の勉強だけは続きます。また、試験一週間前は外出禁止になり、日曜・祝日も寮に残りずっと勉強しなければなりません。それを6年間続けたのです。最後の2年間の学習時間は食事や最低限の睡眠時間以外のほぼ全てになり大変長いものでした。イングリッシュクエストのイギリス出身の講師は、この寮の事をConcentration camp (強制収容所)のようだ、と言っていました(笑)。

毎日が勉強の日々。お友だちは、学年でもずば抜けて勉強のできる子で、毎回試験後に張り出される成績順位表には悪くても20番内に名前があり、一桁台の順位の常連さんでした。中学卒業時、高校卒業時には成績優秀者として表彰状も貰いました。

お友だちは理系に進み、防衛医大の一次試験にも合格しました(二次試験の面接で不合格)。この子の目標はもちろん東大で、理科1類でした。模擬試験の判定も常にA判定。前途有望pな明るい生徒でした。一方、クエストによく来てくれる子は数学が苦手で文系に進みました。判定は秋模試(東大模試2種)でD判定、12月の時点で「受かる気がしない」と暗い顔をしていました。1月に受けた最後の東大模試でBに近いC判定、やっと光が見えてきたと思ったら得意なはずのセンター国語で思わぬ大失敗。総合得点が700点をきってしまいました。お友だちの方は、センターで当然の800点越え。確か860点くらいあったと思います。順調なスタートでした。

同じ寮の中で東大を受けたのはこの2人だけでした。東大の数学は、文系・理系の共通問題に加え、文系または理系専用の問題から構成されています。

前期試験が終わった後、あの成績上位のお友だちの顔色がすぐれませんでした。「数学ができなかった」と青白い顔をして言うのです。2人で寮に戻りましたが、その子の様子が良くありませんでした。本当に、数学が解けなかったようなのです。「完答が一問もできなかった」と言っていたそうです。あんなに数学の得意な子が、あんなに学校の成績も模擬試験の成績も良かった子が、どうして本番で解けなかったのか・・・。一方文系の子は4問のうち2問が完答できていました。苦手だった数学が奇跡的に解けたのです。解いた本人も「なぜ、こんなに解けたのか自分でも分からない」というくらい不思議なことが起きました。その数学のおかげで、文科3類に進学しました。(ここで少し脱線しますが、数学というのは受験の合否に深く関係するファクターのようです。そして、数学の学力そのものも重要ですが、それだけでは無いように思います。つまり試験に臨む時の「精神状態」によって結構点数が左右されるような印象を受けます。数学の勉強では、ただ問題を解くだけではなく、日頃から何らかの心の訓練をした方が良いのかもしれません・・)

結局、理科1類を受けたお友だちは浪人し、翌年は東大を受けませんでした。2浪はできpないと考えランクを落とし、どこかの工業大学に進学しました。

そして昨日、あるニュースが飛び込んできました。東大を滑って浪人し工業大学に進んだその子が、4月から東大の大学院に進学してくる!というのです。

私はこれで良いと思うのです。

たまたま志望校ではない大学に進学することになっても、大学院で志望校に行けば良いのです。そして、志望校を大学院入試で目指す場合、受験技術ではない、別の技能や能力が必要ですが、それは大学に入ってからの4年間をしっかりと勉強すれば必ず身につきます。

大学での4年間を手を抜かず、高校3年生の時に過ごしたような濃密な勉強時間を大学でも再現すれば、必ず、大学院で志望校に進学できますよ。

そういうことで、皆さん、Good luck!

英語の勉強は、今後も継続して下さいね。また会いましょう!

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